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2.15国際小児がんデー 小児がん患者との出会い、その思い出


2.15国際小児がんデー 小児がん患者との出会い、その思い出


ユリックス図書館での小児がんデー展示見に行った。小児がん支援の発展願いを込めてゴールドリボンも結んだ。
看護学生で小児科看護学実習での受け持ち患者は、10歳の小児がんの少女であった。今でもその記憶は鮮明に残っている。遠方からの入院で、付き添っているお母さんともよく話をした。入浴介助の際、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けるという状況を目の当たりにした。経験値の少ない看護学生の私には受け入れられない現実だった。
何とかしたいと思いながら、余命宣告受けている少女の前では自分の力がいかに無力であるかを感じた。
あれから30年の時が経つ。「生きていてくれることを願う。」
付き添うお母さんも家のことは家族に任せていたことを思うと、子どものがん患者への支援は限りなくあると思ったことも思い出す。家族が1人病気になると家族の形が変わる。できるだけ多くの人が患者本人、家族を含めてのケアをすることが必要だと思う。とくに子どもを失うという状況に陥った時のグリーフケアも大事だと思う。
30年前に比べると、一人の患者を多職種で、地域でも支える体制はずいぶん進んだと思う。
今、何ができるかを考え、私でなければできない支援をしていきたいと思う。

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