鷹、大敗！今日の某新聞の一面記事の見出しを大きく飾った。私も、５月３日デイゲーム、ソフトバンクスホークス対オリックスバッファローズの試合を観戦していた。２２ヒット９失点。オリックスの出場選手が全員ヒット、二安打。ある意味、歴史に残る試合を目の当たりにしたように感じた。先発ピッチャー、武田は即、二軍落ち。毎年、試合観戦に来て、勝利を祝う花火を見てきた。こんなに、観戦客の罵倒のヤジが飛んだ試合は経験したことがない。ゴールデンウイーク中、約４万人の観戦客の中には、県外から来た人も多くいたのではないだろうか？７回裏が終わり、多くの観客が席を立ち、帰宅の途へ。勝負は「勝たなければならない。」改めてそう思った。どのチームよりも明るく、仲の良いソフトバンクホークス、互いに支えあう絆の深さがあると信じてきたが、武田投手だけにその責任を問うことだけはしないで欲しいとも思う。

試合観戦に行くため、行きの電車内の事。満員電車で立っている人で電車内の空間は埋め尽くされていた。１組の夫婦とその赤ちゃんがずっと入口に立っていた。ぐずる赤ちゃんを夫婦代わりばんこであやしている。優先席窓側1席が空いている。「赤ちゃんがいるのでその席座らせてもらっていいですか？」隣に座っている高齢夫人に声をかけ、ぐずる赤ちゃんをあやしているお母さんを空いている席に誘導した。赤ちゃんのお父さんは「ありがとうございました。」と、奥さんと子どもが座れたことに一番ほっとしているように見えた。その何分かの出来事に世の中の変化を感じた。多くの人が携帯でゲームをしている。電車内で何をしようが各個人の自由だが、困っている人の声やしぐさに反応できる人がどれくらいいるのだろう。もしかして、親子は座らないで立っていた方がよかったかな？何がよかったかはわからないが、人と人との距離が遠くなっているように感じた。便利さの中のリスク、それもあると感じている。

強さはやさしさだと思う。強い人が『勝ち組なのか？』今日１日の出来事を通して、強さとは何ぞや？と考えた。