写真は読売新聞記事より引用地域医療に貢献した人をたたえる「第５１回医療功労賞」に佐藤福岡県助産師会会長が選ばれた。
地域医療に貢献した人をたたえる「第５１回医療功労賞」の九州地方医療功労賞の受賞者が決まり、県内からは福岡市の助産師で県助産師会会長の佐藤香代さん（７１）が選ばれた。新しい母親学級の手法を開発したり、学生教育や女性を支援したりする活動が評価され、佐藤さんは「誰かを幸せにしたいとの思いから楽しく取り組んできた。受賞は光栄」と喜んだ。
佐藤さんは１９７４年に九州大学医学部付属病院で助産師として働き始め、約８００例の出産を介助してきた。特に教育者として助産師学生や看護学生の育成に手腕を発揮し、現在は国際医療福祉大学大学院（福岡市）の特任教授も務める。２０２０年に県助産師会会長に就任してからは、「いつでもどこでも助産師のケアが受けられる」ことを目指す産後ケア事業を県内で展開中で、１１市町と契約を結んだ。「まだまだ発展の途上。女性が幸せになるために、一層力を尽くしたい」とほほ笑んだ
佐藤会長には学生時代からお世話になり、その後九大病院分娩部（現周産期医療センター）に就職した１８８０年代には当時まだ日本では進んでいなかった「看護診断」を学びに行こうとアメリカ研修に誘ってくださったのも佐藤会長である。
産後ケアの拡大は会長の力なしには出来えなかったと感じる。
地域での助産師の存在はまだまだ理解されていない。その門戸を開いてくださったと感じる。